電磁波被ばくに潜む体調不良の原因と対策について

以下の項目に心当たりのある方は、電磁波過敏症の可能性が考えられます。

  • 不安
  • 胸部のしめつけ
  • うつ
  • 集中困難
  • 落ち着かない、緊張
  • 多動
  • いらいら
  • 消耗
  • 疲労
  • 名称失語症(言葉を見付けられない)
  • 物忘れ
  • 頭痛
  • めまい
  • 睡眠障害
  • 音に敏感
  • 耳の中の圧迫感
  • 耳の雑音、耳鳴り
  • 眼の焼けるような感覚
  • 過敏膀胱、尿意切迫
  • 動悸
  • 血圧問題
  • 筋肉の緊張

上記は、オーストラリア医師会の電磁波に関わる症状を確認するための問診票です。参考:「電磁波・化学物質過敏症対策」

不眠症も電磁波被ばくによる症状の一つとして考えられるようです。脳内でつくられる神経伝達ホルモンの「メラトニン」が減少していることが原因だと言われています。

時計の画像

1日に数時間しか眠れない状態が続くと、やがて自律神経が乱れ、どうきやめまいなどの症状も表れ、抑うつ的な状態になる場合もあります。

日本国内は、外国に比べて電磁波の規制値がそれほど厳しくないため電磁波の対策や危険性を聞くことはあまりありません。なので体調不良の原因が、「実は電磁波過敏症だった」という人もいます。

携帯基地局や電波塔、高圧電線の近くに住んでいる人は、特にその可能性が高いです。外国では、電磁波過敏症は理解されており電磁波被ばくによる体調不良を理解しています。よって、正しい治療を施してくれます。ところが、日本は「電磁波は危険ではないですよ」というスタンスなので、電磁波過敏症であるにも関わらず病院に行って診察を受けても全く違った科へ案内されたりしています。

電線の画像

電磁波が生物にどういった影響を与えるか実験結果が出てきています。 電磁波は見えないし聞こえないし、においません。電磁波を検知する専用の機械がないと、その場所でどのくらいの電磁波が影響しているか確認することは難しいのです。

電磁波被ばくが私たち生物に与える害を、知っているのと知らないのとでは全く違ってきます。ここではどうすれば電磁波被ばくから出来るだけ体を守ることができるのかを、参考にさせていただいた本の中から紹介したいと思います。 ? ?

現在の日本では、電磁波が体に悪影響を及ぼすということを、はっきりと断言していません。以下は、研究や実験のデータによって「考えうる被害」ということになります。

電磁波被ばくの影響により体内で一体何が起こっているのでしょうか?

DNAの画像

  1. 体内の細胞破壊
  2. DNAの損傷
  3. ホルモン分泌異常
  4. 免疫力の低下
  5. 脳が活性化されない
  6. 眼の白濁(白内障)

これらの原因から電磁波過敏症の症状が出てくることが考えられます。特に、DNAが破壊されてしまうと本人のみでなく子孫にまで影響を及ぼすことが考えられます。(がん遺伝)

以下で確認していきたいと思います。

1、2 細胞破壊・DNA損傷

人間には細胞が60兆個あると言われています。

生物の細胞の中心には「核」があり、その中に染色体を含んだDNA(遺伝子情報)が存在しています。人間(生物)は、細胞分裂によって子供から大人へと身体的な成長をしていきます。細胞分裂をする過程で重要なことは、核の中にある染色体DNAを「全く同じものをコピーする」ということです。下図は、1つの細胞(左端)から2つの細胞(右端)に分裂する過程です。

細胞分裂の画像
細胞分裂の仕組み

電磁波被ばくをすると、この細胞分裂の時に異常が起こり、正常な細胞分裂ができずDNA(遺伝子情報)が、破壊されています。一度破壊された細胞は、もとに戻ることはありません。

故障した車やバイクに乗り続けていると、いずれエンジンはストップします。

細胞破壊による対策は、「新しい細胞をつくる」ことです。日々の食事からなるべく添加物が入っていない栄養素を補給してどんどん新しい細胞を作っていくことを心掛けてください。

3、 ホルモン分泌の異常

脳の中に「松果体」という器官があります。とても小さく豆粒ほどの大きさだと言われています。この松果体は磁気器官とも呼ばれており電磁波の影響を強く受けます。

ホルモンを分泌する松果体の画像

松果体は、小さいながらも人間の神経状態を左右する神経ホルモンを分泌しています。このホルモンは体内の情報ネットワークをつかさどっています。電磁波被ばくでホルモン分泌に異常が起こるといわれています。

  • セロトニン
  • ドーパミン
  • メラトニン
  • アドレナリン

セロトニン減少

セロトニンが減少することによって「うつ」症状がでてきます。不眠症もこのセロトニンが減少することが理由のひとつであると考えられています。睡眠不足は、想像以上に体や神経に打撃を与えます。

ドーパミン減少

ドーパミンが減少することによってノイローゼにおちいりやすくなります。神経ホルモンの分泌に異常が起こると、正常な判断や思考をすることが難しくなります。

メラトニン減少

メラトニンが減少することによって、不眠症になりやすくなります。自律神経が乱れ出して動悸やめまい、うつなどの症状が表れる場合もあるようです。また、免疫力の低下があげられます。乳がんになった女性のデータでは、健康な女性のメラトニンの数値の1/8ほどしかなかったと報告があがっています。

アドレナリン増加

アドレナリンは怒りのホルモンとも呼ばれているそうです。アドレナリンが増加することによって、イライラしやすく、キレやすい状態になり攻撃的、暴力的な精神状態になるといわれています。

脳内で分泌されるホルモンが減少したり増加したりすることによって、体や神経に様々な症状が発生してくることが考えられます。携帯電話やスマホで長時間通話している方は、気を付けて下さい。脳に近い場所で電磁波被ばくをしています。イヤホンマイクやハンドフリースピーカーでの通話が望ましいと言われています。

?4、 免疫力の低下

人間の体の中には、細胞が60兆個あるといわれています。

免疫細胞がフリーラジカルによって傷つくと、免疫系が抑制され、感染症や癌にかかりやすくなります。

フリーラジカルとは、電子が1つ不足した非常に不安定な原子や分子のことです。安定した状態になろうとして隣にある分子から電子を1つ奪い取ろうとします。これを「酸化」といいます。

また、生活環境にある弱い電磁波にさらされただけでも、殺虫剤や重金属などの化学的汚染物質にさらされてもフリーラジカルが発生します。フリーラジカルは、細胞にダメージを与えて老化を早めるほか遺伝子も傷つけ、がんなどの病気の原因になります。引用:「電磁波・化学物質過敏症対策」

ちなみに、人間が呼吸をしているだけでもフリーラジカルは発生しています。細胞膜がフリーラジカル(酸化)すると栄養素が運ばれなくなって、老廃物が体の外へ出ていかない状況をつくります。

体を酸化させてはいけないと聞いたことがありませんか?体の中が酸化すると「さびる、老ける、衰える」です。酸化対策は抗酸化力をつけることです。下記の「電磁波被ばくの対策」で紹介しています。

5、 脳が活性化されない

脳の画像

脳の神経ホルモン分泌異常とともに下記のことがが考えられます。

電磁波が照射されてカルシウムイオンが悪影響を受けて過剰なカルシウムが脳内に入り込み脳の細胞を殺してしまうようだ。

神経細胞に電磁波を照射するとカルシウムが流出する。数多くの実験で立証されている。脳細胞からのカルシウム流出は、それ自体が脳細胞の破壊を意味する。流出したカルシウムは、脳細胞の代謝や活動を阻害することも確実である。

細胞にカルシウムが沈着することを「石化」という。細胞が石のように固くなって死滅する。脳はダメージを受けて崩壊、委縮していく。引用:「ショック!やっぱり危ない電磁波」

電磁波被ばくが脳に与える影響ははかり知れないものがあります。脳細胞のDNA破壊は脳腫瘍やアルツハイマー病のひきがねになるともいわれています。

眼の白濁(白内障)

これも電磁波被ばくが原因の一つである兆候があります。人間の体は血液の流れで冷やされるそうです。目と睾丸周辺は血流が少なくて一度、熱をもってしまうと冷えにくいとされています。熱された状態が続くということは、体にとって良い状態ではないということです。

電磁波被ばくは避けられない

身近にあるもので電磁波被ばくが考えられるものは、スマホ、ホットカーペット、電子レンジ、IH家電、ドライヤー、ヘアーアイロン(コテ)・・・日常的によく使うものです。

また、携帯基地局、高圧電線(鉄塔)、電波塔、これらの近くにお住まいの方で体調がすぐれない方は電磁波過敏症の可能性があります。実際に、家から離れると楽になるという被害者の方は多いようです。これからお住まいを探される方は、近くに上記のものがないか確認をされた方がいいかもしれません。

電磁波被ばくの対策

超低周波電磁波被ばくの対策

送電線やトランス、変電所などの電力設備からの超低周波電磁波は、金属製の外壁材を使っても大きな削減は期待できません。

電場はほとんどなくなりますが、磁場は金属に少ししか吸収されませんし、窓からの侵入も防げません。ですから、できるだけ発生源から離れるのが大切です。

家電製品からの低周波電磁波についても、できるだけ離れ、使用時間や頻度を減らして、被ばく量を減らすよう気を付けましょう。

被ばく量をできるだけ減らしながら、栄養バランスに気を付けた食事や運動、入浴の利用などで、体の回復を目指すのが肝要です。

参考:「電磁波・化学物質過敏症対策」

実際、体内の細胞破壊やホルモン分泌異常にどのように対応すればいいのかを紹介したいと思います。

  1. 抗酸化力をつける
  2. お風呂で体の中に溜まった電気を出す
  3. 家で使っていない電源はコンセントから抜いておく
  4. 電子レンジはなるべく使わない
  5. スマホはハンズフリースピーカーかイヤホンマイクで使用する

体内に抗酸化力を付けていれば大きなダメージが発生する前に防ぐことができます。

老化やがんを促進する酸化された体を、もとに戻す作業です。作業といっても「食べる」ことです。食事内容に気を付けていれば免疫力の低下を防ぐことができます。

1番と2番を詳しくお伝えします。

1、 抗酸化力をつける

ビタミンの摂れる野菜の画像

抗酸化力は、①「抗酸化栄養素」と②「抗酸化酵素」に分かれます。

①抗酸化栄養素は、ビタミンA,C,Eから摂ることができます。

②抗酸化酵素は、亜鉛、銅、マンガンなどのミネラルです。それ自体は変化することはなく他の物質の化学反応を促すことが役目です。

では、実際にどんな食べ物に抗酸化栄養素と抗酸化酵素が含まれているかを参考にさせていてだいた本の中から紹介していきたいと思います。

①抗酸化栄養素 ビタミンA、C、Eとセレニウム

栄養素 ビタミンA ビタミンC ビタミンE セレニウム
効能

・抗がん作用がある。

・視力低下を防ぎ免疫系を活性化させる。

・病気の回復を早める。

・フリーラジカルが発生すると自身が酸化して細胞膜を酸化から守る。

・ビタミンEなど他の抗酸化栄養素の働きを助ける。

・ビタミンAやビタミンCの酸化も抑制する。

・不飽和脂肪酸を酸化から守る力がビタミンEの数百倍ある。

・ビタミンEと補い合う関係にありどちらかが欠けると抗酸化力が大幅に減少する。

食品名

にんじんなど緑黄色野菜

柑橘類の果物 小麦胚芽 魚介類
? イチゴ 大豆 レバー
? 緑黄色野菜 植物油 玄米
? じゃがいも 未精製の穀類 トマト
? トマト 葉野菜 ブロッコリー
? ローズヒップ アーモンド にんにく
? ? ごま油 ?

参考:「電磁波・化学物質過敏症対策」

この他のビタミンも必要です。1日30品目摂るように心掛けていた方がいいのかもしれません。

それでも摂取が難しい場合があります。その際は、無添加のサプリメントで補うという方法もあります。あくまで、食事から摂って足りないものをサプリメントから補ってください。

②抗酸化酵素 亜鉛、銅、マンガン

味噌の画像

栄養素 亜鉛 マンガン
効能

・約300種類の酵素の働きに関わる重要なミネラル。

・細胞の再生に必要な酵素で不足すると傷が治りにくくなります。

・ビタミンCを体内で有効に活用するために必要なミネラル。

・不足するとめまいが起きやすくなったり、記憶力が低下する。

・体が栄養素を有効に活用するためや、中枢神経が正常に働くためにも必要です。

食品名 豆類 未精製の穀物
魚介類 ナッツ類
大豆 内臓肉 緑黄色野菜
? 全粒粉の小麦粉 ?
? ? ?
? ? ?

参考:「電磁波・化学物質過敏症対策」

牛乳をたくさん飲む人やお肉を食べる機会が多い人は、マンガンが不足しがちになるようです。

2、 お風呂で体の中に溜まった電気を出す

入浴して体が温まると汗をかきますが、これは症状を改善するためにとても大切なことです。

脂肪には環境ホルモンなどの化学物質が蓄積していますが、汗をかくと、脂肪が燃えて化学物質も汗をして排出されます。

37~40度ぐらいのぬるめのお湯に浸かる半身浴がおすすめです。

体から電気を出す方法

電磁波過敏症の人は、電磁波に被ばくすると、身体全体が帯電したような感覚を感じることがあるでしょう。私たちの体は、電気を通す導電性があり、電磁波の多いところではアンテナとしてはたらき、体に電気を溜めてしまうのです。

そんな時は、重曹と塩を2カップ(400cc)ずつ、バスタブに入れて入浴するといいでしょう。塩(塩化ナトリウム)や重曹(炭酸水素ナトリウム)を入れると水が電解質になり、身体に溜まった電気が水中に流れ出します。

帯電していた電気が出ていくと「体が軽くなった」「筋肉の緊張が解けた」「目のかすみがとれた」など、症状が改善するケースが報告されています。

参考:「「電磁波・化学物質過敏症対策」

重曹には血行を促進する効果があるそうです。足湯にも効果があるそうなので試してみてください。

電磁波防御グッズ

?電磁波防御グッズは色々ありますが、完全に電磁波を防御することは出来ないといわれています。低周波電磁波は、壁やガラスを通き抜けていきます。

厚みのある四方を鉄壁で囲まれた部屋だったら遮断も可能なようですが、一般でそんな状況をつくることは、ほぼ不可能です。

なので国の規制値が厳しいぐらいでないと国民全体の免疫力が低下し続けていき、がんや白血病などの病気になりやすい体になっていくのです。

「ショック!!やっぱりあぶない電磁波」の著者である船瀬俊介氏の話になるのですが、電磁波過敏症らしく、携帯で通話をすると頭痛がしてくるそうです。そこでテクノAOという製品と出会います。テクノAO製品を使って携帯電話で話をしてみたところ、頭痛が発生しなかったようです。

?この製品は、有害な電磁波を遮断するのではなく、電磁波の周波数帯を変えるそうです。しかも、人間がリラックスした時の脳波であるα(アルファー)波の周波数帯に変えてくれるそうです。

私は使っていないので実感を込めて報告はできませんが、実験をされてその効果もはっきり証明されているということなので紹介しました。

電磁波防護製品 テクノAO

まとめ

電磁波が「危険」だという話は、ぼんやりとしか聞こえてきません。

私は、以前から日本で何故がん患者が多いのか疑問でした。欧米のような肉食文化ではないですし、和食は世界無形文化遺産として登録されるほど、体のビタミンやミネラルバランスが非常にいいと言われています。

日常の電磁波被ばくを考えると、日本の規制のゆるさから体に与えている悪影響は、はかり知れないと感じました。高圧電線の近くに住宅街があることが、異常です。規制の厳しい国では400mほど離れて家などを建てないといけないそうです。

食品添加物にまみれていない食材で1日30品目を摂って体の回復力を上げることが要です。